アナタは飼い猫が新しい猫や部屋へ遊びに来る来客との初対面で困ったという経験がありますか?
猫の習性としては猫であっても人間であっても初対面というシーンではストレスを感じやすいです。
やはり猫にとって新しい猫との対面や突然の来客というのは精神的な負担がかかりますので少しでも不安を取り除く為に対策してあげたいですよね?
そこでアナタが出来る愛猫へのケア方法をご紹介したいと思います。
猫は警戒心が強い動物
猫というのは本来、警戒心が強いので新しい物や見慣れない物には敏感に反応して警戒します。
子猫の頃から色んな人に出会う生活をしている猫の場合は比較的来客があっても落ち着いていられるという場合もあるのですが、大抵の場合は飼い主以外の人と接する機会は殆どないまま成長する猫が多いです。
新しい猫との初対面や来客との初対面でよくある状況と対策方法をまとめました。
新しい猫との初対面からご紹介していきます。
新しい猫を威嚇する
新しい猫を迎えて対面させると先住猫が新しい猫を威嚇するというケースが結構あります。
これは先住猫が突然自分の縄張りに侵入してきた新しい猫を警戒しているからなんです。
必ず新しい猫に威嚇するというワケではなく、中には新しい猫から逃げ出す猫もいます。
いずれにしても自分の縄張りに侵入してきた新しい猫に対して警戒している状態です。
【対策方法】
新しい猫と突然対面させるのではなく対面の前にニオイを交換させるというのが効果的です。
猫というのはニオイで相手を認識する動物ですので突然猫同士を対面させるのではなく予め新しい猫のニオイが付いたタオルなんかを先住猫の寝床に1日敷いておくと良いです。
反対に先住猫のニオイの付いたタオルなどを新しい猫のキャリーケースに敷く事で新しい猫も先住猫のニオイを認識します。
先住猫が新しい猫に噛み付く
これは【猫同士に友情はある?気になる猫同士の関係性!】でご紹介しているのですが相性の悪い組み合わせの時に起こりやすいです。
この場合もやはり猫の警戒心が理由となっていて新しい猫の事を進入者だと認識する事で攻撃的になってしまう場合があるんです。
先ほどご紹介したように予めニオイの交換を行っておく事と先住猫が新しい猫に対して攻撃的になるかどうかを見極める為に新しい猫をキャリーケースに入れたまま10分くらいキャリーケース越しに対面させてみて下さい。
先住猫が攻撃的でないようならキャリーケースの扉を開けてみましょう。
人間の来客に対して威嚇する
家に来た来客が猫に触れようとしたら威嚇されたという場合は多く、その理由もハッキリしています。
【猫が好きな人と嫌いな人とは?こんな人は猫に嫌われる!】で書いているように来客者が猫に嫌われる行動をしている事が原因です。
猫が好きな人で猫の習性をあまり理解していない人というのは『可愛い!』と言いながら普通に猫に触れようとしますが猫にとっては恐怖でしかありません。
【対策方法】
この場合は来客者に前もって『猫に構わないで欲しい』という事を伝えておきましょう。
突然の訪問の場合もあると思いますが、その場合でも家に招き入れるなら玄関で『猫に構わないで欲しい』と伝えるのが良いでしょう。
猫は相手が危険ではないと感じたら自分から近寄っていく事もあるので、それまでは徹底的に猫を無視してもらうようにしましょう。
来客が来ると姿を消す
これも非常に多いパターンで来客が鳴らしたチャイムの音に驚いたり、来客の気配を察知して身を隠しています。
姿を始めとする隠すくらい警戒しているので、この場合もとにかく猫を無視してもらうという事が効果的でしょう。
子供が居る家庭では子供が友達を家に連れてきた時にも猫は身を隠す事があります。
特に動きが突発的な子供は猫が苦手な代表的存在です。
キャットタワーなど子供の手の届かない避難場所があれば猫は少しは安心するでしょう。
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神経質な猫は尿でニオイを上塗りする!?
威嚇したり姿を隠す猫が殆どの中でも特に神経質な猫の場合、来客によって自分の縄張りが荒らされる事を不安に感じるあまり、その不安を解消する為に来客の知らないニオイに対して自分のニオイを上塗りする事でテリトリーの主張をする事があります。
この時にニオイの上塗りとして尿をかけるというのが猫にとっては一番なんです。
中には尿より強烈な便でマーキングする猫もいます。
来客が脱いだ靴にマーキングしたり、来客の鞄にマーキングしたりという事も起こります。
神経質な猫の場合は来客が来ている間は別室に入れて扉を閉めるとかケージに入れておくという対策が必要になるでしょう。
その他に猫が苦手な物
私たちが日常で当たり前に使っている物でも猫には苦手な物というのは沢山あります。
代表的な物ではドライヤーや掃除機と言ったところでしょうか。
聴力の優れている猫は大きな音を出す電化製品は大の苦手です。
また音だけでなくニオイにも敏感な猫は柑橘系のニオイやタバコのニオイも苦手です。
嫌いより緊張が勝ると我慢する
猫は嫌いという感情よりも緊張が上回ると我慢をする事があります。
例えば家ではドライヤーの音を聞くと逃げ出す猫も美容院へ連れて行くと何故か大人しくジッと受け入れるという事があります。
これは猫被り状態なんですが良い子を演じているのではなく緊張が勝って動く事が出来なくなって我慢するしかない状態になっているんです。
知らない場所で知らない人にドライヤーをかけられるというワケのわからない状況に思考停止状態なのかもしれませんね。
さいごに
新しい猫や突然の来客の他に問題となりやすいのが飼い主が子供を出産した場合でしょうか。
飼い主さんが赤ちゃんを出産すると家族が増えるワケですが猫にとっては飼い主を取られるという気持ちになるようです。
また飼い主の結婚などによって同居人が増えるというのも猫にとってはパニックを起こす原因です。
このように環境の激変というのは猫にとって想像以上のストレスよ不安を与えてしまうので、そんな時にこそ、いつも以上の愛情を猫に注いで安心させてあげるという事が大切なんです。
赤ちゃんや同居人が増えた事によって愛猫の順位が下がったワケじゃないという事を態度で示してあげてください。