猫は本当に遊ぶのが大好きな動物です。
大袈裟に言えばエサを食べている時と寝ている時以外は全て遊びの時間と言っても過言ではありません。
猫は自分の身のまわりにあるものは、何でもおもちゃにして遊びの道具にしてしまいます。
ティッシュをボロボロにされたり、中にはスマホの充電器を噛み千切られたりした経験はないですか?
そんな遊び好きの猫が夢中になる究極のおもちゃとは一体どんなおもちゃなのでしょうか?
猫が大喜びの究極のおもちゃの条件!
猫が好むおもちゃには大きく4つの特徴があります。
1つ目は『音』の要素で、猫は聴覚が発達しているので音を出すものに関心を示します。
スーパーの袋をガサガサやっていると飛んでくるのは袋が出すガサガサという音に対する興味が抑えられないからです。
2つ目は『大きさ』の要素。猫は自分の顔より小さいネズミ程度までの大きさの物に対しては“チョロイチョロイ”と言わんばかりに、突っついたり転がしたりします。
3つ目は『動き』の要素。これは“猫じゃらし”などが代表的でネズミや鳥の動きに似せて動かせば大抵の猫は必ず反応してしまう最強のおもちゃのタイプです。
4つ目は『感触』の要素で猫は遊びの中でおもちゃを噛んだり、爪を立てたりするのでツルツルのものより引っかかりのある素材を好みます。
長いヒモを追いかけてしまうワケは?
猫は個体差はありますが長いヒモがとりわけ大好きです。
どうして猫は長いヒモが好きなのでしょうか?
長いヒモというのは床に置いて少しずつ動かせば蛇のように見えますし、素早く動かせばトカゲのようにも見えます。(猫にはそう見えます。)
そして蛇やトカゲというのは野生猫の狩りの対象なので長いヒモは猫の狩猟本能を存分に刺激するんです。
だから猫は目の前で長いヒモを動かされると狩猟本能が刺激されムズムズして反応せずにいられなくなるんです。
もちろん、猫自身も長いヒモが蛇ではない事や食べられない事はわかっています。
それでも猫は長いヒモに夢中になって擬似ハンティングをしてしまうんです。
猫はどうして“猫じゃらし”が好き?
市販されている『猫じゃらし』という猫のおもちゃは誰もが知っています。
この猫じゃらしというのは自生している植物の造形版だと言う事を知らないという人は意外と多いです。
スマホやゲームなどの機器が溢れている現在、あまり外で遊ばないという人も増えていて、猫じゃらしが自生しているという事を知らないという人も多数いるんですね。
知っている人からすると『何を当たり前の事を・・』と思うかもしれませんが、少し猫じゃらしについてと、猫じゃらしに対する誤解について書いてみたいと思います。
下のような植物を見た事はありませんか?
これが一般的に『猫じゃらし』と呼ばれる自生植物でエノコログサと言います。
漢字で書くと『狗の子草』や『狗尾草』と書きます。
エノコロというのはイヌころ、イヌの子という意味があって穂の形が犬の尻尾に似ているという事からエノコログサと名付けられたと言います。
名付けわの理由を見てみると猫というより犬にちなんだ植物だったんです。
けれど猫じゃらしという呼び名の方が一般的に浸透しています。
猫じゃらしという呼び名だけを見ると、さぞ猫が大好きな植物だろうと思うでしょうが、野良猫が自生している猫じゃらしに夢中になっている姿というのは見ません。
野良猫にとって猫じゃらしという植物へ特別な意味を持つものではないからなんです。
時々お腹の調子を整える為に猫草として食べる程度なんです。
そして、たまに風でエノコログサが揺れていたら反応する事がありますが、別にエノコログサでなければならないというものではなく、他の植物が風で揺れていても同じような反応を示します。
『でも、ウチの猫は猫じゃらしなに喜んでじゃれてくるけど・・・』
そして実際にペットショップなどには猫じゃらし系のおもちゃがたくさん並んでいます。
ところが、猫は別に猫じゃらしでなくても目の前にヒモがチラつけば同じように猫は遊びます。
だから猫じゃらし自体には深い意味はないという事なんですね。
結局どんなおもちゃが良いのか?
猫がどんなおもちゃを好むのかというのは十猫十色です。
ただ、猫の狩猟本能を刺激する物の方が良いと言えます。
猫を思い切り楽しませてあげるには狩猟本能を満足させてあげるのが大切なので何で遊ぶかよりもどうやって遊ぶかという方が重要です。
猫の背後でガサガサと音を立てたり、姿をパッと現したり、サッと隠れたり。
歩いたと思ったら急に止まってみるというのも、猫は興味をそそります。
竿つきのネズミの姿をしたおもちゃというのは大抵の猫が反応して夢中になるおもちゃと言えます。
もちろんネズミの形にこだわる必要はなく鳥の羽がついている物やモコモコした毛虫のような物にも猫パンチをしたりして遊びます。
またおもちゃの素材はウサギの毛を使った物だと猫の興味はダントツです。
良く効く鼻で動物のニオイを感じ取るからだと言われています。
猫のおもちゃの種類は?
猫は個体によって反応するおもちゃは様々です。
大きく分類すると『棒型』『釣り竿型』『ヒモ型』『置き型』という4つの形状があります。
【棒型】
棒型のおもちゃの特徴は弾力があるので猫の狩猟本能を刺激する細かい動きが出来ます。
虫やネズミといったチョコチョコと動き回る動きを真似るにはもってこいです。
【釣り竿型】
釣り竿型は思い切り振り上げたりといった激しい運動にもってこいです。
上に振り上げると猫はジャンプして追い掛けて来るので運動不足解消には最大の効果があります。
【ヒモ型】
床をはう動きや宙を舞う動きに興味を示す猫が多いです。
ヒモが編んでいるタイプだと猫の爪が引っかかるので喜びます。
【置き型】
置き型は猫が自由に遊べるおもちゃです。
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便利なおもちゃグッズ
猫は飼い主さんと遊ぶのが大好きなのですが、どうしても飼い主さんもいつもいつも猫の要求通りに遊んであげるという事は難しいと思います。
そこで猫の便利なおもちゃをご紹介したいと思います。
【キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2 猫用電動おもちゃ】
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン2は羽根付きの棒が自動でランダムに動いてくれるので猫が飽きることなく遊ぶ事が出来ます。
タイマーがついているワケではないのですが、20分経過すると自動停止してくれます。
【ゴーゴーマウス】
ゴーゴーマウスは簡単に言えばネズミの姿をしたラジコンです。
充電式で繰り返し使えます。
フローリングでは威力を発揮しますが、カーペットでは走行させるのは難しいです。
畳はなんとか大丈夫でしょうか。
電波で走らせるゴーゴーマウスは2メートルまで電波が届きます。
ラジコン好きな人はラジコンを楽しみながら猫とも遊べて一石二鳥ではないでしょうか?
猫のおもちゃ統括
猫のおもちゃは猫と遊びの関係を知れば手作りのおもちゃでも猫を遊ばせる事が出来ます。
アナタの猫に合ったおもちゃで楽しく遊べるといいですね。