突然ですが『猫の鳴き声ってどんな?』って聞かれたらアナタは何と表現しますか?
『ニャーニャー』『ニャンニャン』
大抵の人はこのように猫の鳴き声を表現すると思います。
というか、普通に考えても猫の鳴き声ってニャーニャーとニャンニャンですよね?
これって私を含めてほとんどの人が『当たり前』と思っていると思うのですが、先日外国からホームステイして来ているという方と話す機会がありました。
その会話の中で猫を飼っているという話題になった時の事なのですが
その方は猫の鳴き声を聞きなれない言葉で表現していました。
『・・・猫ってそんな鳴き声だっけ??』
と思ったのですが、実は猫の鳴き声というのは世界各国で結構違うという事が判明しました。
猫の鳴き声は世界でバラバラだった!
私たちに馴染みのある猫の鳴き方であるニャーニャーやニャンニャンという物は実は世界共通ではないんです。
日本に住んでいるので当たり前のように『猫はニャーニャーと鳴くのが当然』という考えになるのですが
国が違えば猫の鳴き声の聞こえ方も違ってくるんですね。
もっと興味深いのが、日本と外国だけで鳴き声の聞こえ方が違うというワケでもなく
実は、同じ日本でも時代によって猫の鳴き声の表現が違っているという事実です。
昔の日本での猫の鳴き声は?
今でこそ猫の鳴き声はニャーニャーやニャンニャンが定着していますし、どう聞いてもやっぱり猫はニャーニャーろ鳴いているように聞こえます。
ところが昔の日本では猫の鳴き声は『ネウネウ』と聞いていたようなんです。
このネウネウという表現が使われていたのは時代を遡って行き鎌倉時代の事になります。
鎌倉時代というと1185年頃~1333年頃の時代で今から685年も前の事になります。
時は進み江戸時代には
近松門左衛門ー大経師昔暦より
上記の文の通りに猫の鳴き声は『にゃんにゃん』と表現されている事がわかります。
そして、同じ江戸時代でも後期になると以下のように猫の鳴き声は変化しています。
三好想山ー想山著聞奇集より
猫の鳴き声が『ニャアニャア』へと変化しています。
同じ国でも時代の流れとともに猫の鳴き声は少しずつ変化していってるんですね。
となると、海外では奈子の鳴き声はどう聞こえているのかが気になってしまいます。
海外での猫の鳴き声は?
それでは世界各国の猫の鳴き声をカタカナ表記でご紹介したいと思います。
☑アメリカ=『ミュー』
☑イギリス=『ミャウ』
☑ロシア= 『ミャオウ』
☑フランス=『ミャーウ』
☑スペイン=『ミアウ』
☑イタリア=『ミャーオ』
☑中国 = 『マオ』
☑韓国 = 『ヤオン』
☑アラビア語=『ナァオ』
と、このような鳴き声の表現になっています。
というか、私たちが普通だと思っていた『ニャ』という表現は他の国には見られない事に驚きました。
大抵の国では猫の鳴き声は『ミャ』が大多数なようです。
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猫だけじゃない世界の動物の鳴き声
猫の鳴き声の表現の仕方が世界各国で違う事はわかりましたが、実は他の動物でもやはり国によって鳴き声の表現が違うんです。
例えばカラスというと『カーカー』ですよね?これが海外だと
コーコー(アメリカ)
クラークラー(ドイツ)
クラクラ(イタリア)
ヤーヤー(中国)
カアックカアック(韓国)
となります。カラスに至っては各国がとても個性的な表現になっています。
ネズミといえば『チューチュー』が普通なのですが、英語では『スクイーク』と日本とは似ても似つきません。
犬に至っては『ワンワン』が当たり前の日本と比べて
バウワウ(アメリカ)
ガフガフ(ロシア)
ハフハフ(ドイツ)
ウワウワ(フランス)
ウーウー(中国)
モンモン(韓国)
というように、犬も非常に各国が個性的な表現をしています。
さいごに
猫の鳴き声は私たち日本人にとって代表的なものが『ニャーニャー』ですが、猫って色んな鳴き方をしますよね?
例えば、私が聞こえたような気がした猫の鳴き声は『アーオ』という物もありましたし
『オエオエ』というように聞こえた鳴き声もありました(突然の来客に対して当時の愛猫が発した鳴き声です)
海外の猫の鳴き声の表現は日本とは違いますが、実は猫はいろんな鳴き声を駆使しているので
各国で代表的な鳴き声が違うというのは至極当然の事なのかもしれません。