猫の話し

猫の痛み!事故や落下によるヘルニアに注意!

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猫の痛み!事故や落下によるヘルニアに注意!ヘルニアと聞くと人間だけが起こすものと思いますよね?

実は猫もヘルニアになります。

当然ですが、猫もヘルニアになると痛いですし苦しく辛いので猫の異変早く気付いてあげられるように猫のヘルニアに対する知識を身に付けておきましょう。

猫のヘルニアとは?

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ヘルニアと言っても私たちがなるような椎間板ヘルニアや鼠径(そけい)ヘルニアというのは猫にはほとんど見られないです。

内蔵や脂肪が本来あるべき位置から飛び出してしまっている状態をヘルニアというのですが猫は事故だったり落下の衝撃などが引き金となって発症する事が多いです。

猫が起こすヘルニアは『横隔膜ヘルニア』『臍(さい)ヘルニア』『食道裂孔ヘルニア』『腹壁ヘルニア』という4つに分類出来ます。

それぞれのヘルニアを詳しくご説明していきたいと思います。

猫の横隔膜ヘルニアとは?

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交通事故や落下の衝撃によって横隔膜が破れてしまい内蔵が押し出される状態です。

横隔膜というのは胸とお腹の境目にある筋肉の膜です。

この横隔膜は呼吸に深く関係している部分ですが事故や高所からの落下の衝撃によって破れてしまうと破れた裂け目から肝臓や腸などが胸側に押し出されてしまいます。

その状態を横隔膜ヘルニアと言います。

横隔膜ヘルニアの症状

横隔膜ヘルニアの症状としては呼吸に深く関係している横隔膜が破れて胸側に内蔵が押し出されているので呼吸時に肺が膨らむスペースが小さくなるので呼吸が荒くなったり速くなったりという症状が特徴的になります。

激しく運動をしたわけでもないのに口を開けてハァハァと呼吸をしていたり苦しげにしていて姿勢を変えたがらない様子が目立つはずです。

また腸の位置が変わるのだ食欲不振になったり、よく嘔吐するするという症状があらわれる事もあります。

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横隔膜ヘルニアになりやすい猫は?

横隔膜ヘルニアは事故にしろ落下にしろ強い衝撃が原因の主ですので外に自由に出る外猫は特に注意が必要でしょう。

外に出る事で事故にあうリスクは高まりますし他の猫と喧嘩をして不意の落下というリスクも高まるからです。

特に活発で動きの激しい性格の猫は要注意ですね。

横隔膜ヘルニアの予防法というのは基本的には室内飼いを徹底するという事が一番です。

横隔膜ヘルニアの治療方法

横隔膜ヘルニアを発症してしまったら治療方法は外科手術しかありません。

手術によって内蔵を正しい位置に戻して破れてしまった横隔膜を縫って修復します。

ただ、横隔膜が破れてから長期間放置してしまうと修復が難しくなるので症状に気づいたら早めの受診が必要です。

猫の臍ヘルニアとは?

臍ヘルニアというのはオヘソの部分に腸や脂肪が飛び出してしまうヘルニアです。

この臍ヘルニアは基本的には先天性の場合がほとんどです。

生後にオヘソ部分の腹壁が上手く閉まらずに脂肪や腸が飛び出してしまうものです。

この穴が小さい場合は脂肪が少し出るくらいですが穴が大きくなると腸が飛び出してしまうんです。

臍ヘルニアの症状

症状の見分け方は猫がお腹を見せて寝転んだ時にオヘソが盛り上がっていたり、お腹を撫でた時にお腹にシコリのような感触があったりするので、そこで見分けるのが基本です。

穴が大きくて腸が飛び出しているとオヘソ付近を撫でられると痛がりますし、食欲不振や嘔吐や下痢といった症状が目立つ事もあります。

臍ヘルニアになりやすい猫は?

臍ヘルニアは生まれた時の状況が主なので、なりやすい猫というものはないです。

生まれた時に母猫が子猫のへその緒を噛み切るんですが、その時にへその緒の長さに余裕を持たせて噛み切れば問題ないのですが稀に子猫のお腹ギリギリでへその緒を噛み切る母猫がいます。

その場合に腹壁に穴が開いてしまい臍ヘルニアになる事があります。

臍ヘルニアの治療方法

臍ヘルニアの治療は重症度によってかわります。

脂肪が飛び出しているのなら特に治療はしなくても大丈夫なのですが腸などの内臓が飛び出していると外科手術が必要になります。

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猫の腹壁ヘルニアとは?

腹壁ヘルニアとは腹壁が破れて内臓が飛び出すヘルニアです。

交通事故や喧嘩などで腹壁の一部が破れてしまい、その裂け目から内臓や脂肪が飛び出してしまった状態です。

腹壁ヘルニアは腸だけではなくて膀胱や子宮が飛び出すケースもあります。

腹壁ヘルニアの症状

腹壁ヘルニアを発症した猫は横になりたがらなかったり、お腹がポッコリと膨らんでいたり急に吐いたりします。

腹壁ヘルニアになりやすい猫は?

腹壁ヘルニアになりやすい猫は喧嘩をしやすい去勢前のオス猫です。

去勢前のオス猫はとても激しい喧嘩を繰り広げるので腹壁にダメージを負うリスクは高いです。

また去勢前のオス猫は脱走する個体も多いので特に注意が必要です。

猫が脱走した後というのは知らない内に腹部にダメージを負って帰ってくる事もあるので良く観察してあげましょう。

腹壁ヘルニアもやはり治療は外科手術で腹壁を修復するというものになります。

猫の食道裂孔ヘルニアとは?

食道裂孔ヘルニアとは食道裂孔という穴が大きくなりすぎて胃の一部が飛び出すヘルニアです。

食道裂孔というのは食道が横隔膜を貫通する為に横隔膜にあいている穴の事を言います。

この穴が生まれつき大きすぎると胃の一部が飛び出してしまって餌や唾液を食道から胃にスムーズに送れなくなってしまいます。

食道裂孔ヘルニアの症状

食道裂孔ヘルニアの症状は、よく吐いたり、多量のヨダレが出たり餌を飲み込めないといったものが主です。

こういった症状が一つでも見られたら動物病院へ受診する事をおすすめします。

食道裂孔ヘルニアになりやすい猫は?

滅多に起きない食道裂孔ヘルニアなのですが先天性のケースがほとんどです。

どんな猫にも発症の可能性があって発症している猫は子猫の内から食べ物を飲み込みにくそうにしています。

治療方法は嘔吐が酷い場合は内科ですが最終的には外科手術が必要になるでしょう。

事故や落下の衝撃で引き起こされる症状

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事故や不意の落下によって引き起こされる症状というのはヘルニアだけではありません。

ヘルニアではなく他の症状が引き起こされる事もありますし、ヘルニアと同時に複数の症状が引き起こされる場合もあります。

ここではヘルニアと同じく引き起こされやすい症状をまとめてみたいと思います。

気胸(ききょう)

気胸というのは強い衝撃を胸に受けた時に肺や気管に穴が開いてしまって胸に空気が入り込んで肺が圧迫され呼吸が苦しくなる症状です。

症状は横隔膜ヘルニアと似ていて口を開けて苦しそうにハァハァと呼吸をしていたり姿勢を変えずにあまり動きたがらないです。

気胸は手術で胸にたまった空気を抜いたりする治療を行います。

肺出血

肺出血は文字通り肺が傷付き出血してしまう事です。

出血した血液が肺の中にたまって肺があまり膨らまなくなるので呼吸が浅くなるのが特徴です。

また、やけに咳をしたり血が鼻や口から出るケースもあります。

肺の出血が多量の場合は出血性ショックを起こし命に関わる事もあります。

膀胱破裂(ぼうこうはれつ)

膀胱破裂とは膀胱が破れてしまって尿が排出出来なくなる状態です。

この膀胱破裂は事故などの強い衝撃で膀胱が破裂するパターンが多いのですが、他にも尿路結石などで尿道や尿管が詰まる事で膀胱が破れるというケースもあります。

いずれの原因でも尿を排出出来なくなるので破裂から1日~2日程度で『尿毒症』を起こし最悪の場合は命に関わる事もあります。

椎体骨折・脱臼(ついたいこっせつ・だっきゅう)

椎体とは背骨の事で、背骨を骨折したり損傷する事で立てなくなる状態です。

交通事故や不意の落下というのは、体中のどこを骨折してもおかしくはありません。

中でも椎体を骨折してしまうと外猫は立てなくなり家に帰ってこれなくなりますので発見する事が出来ない可能性が高まります。

椎体骨折は脊髄の神経を傷付けて麻痺を引き起こす事もあります。

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さいごに室内飼いでも危険は潜んでいる

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例え外に出さない完全室内飼いだとしても油断は出来ません。

もちろん外を自由に動き回る外猫と比べるとリスクは各段に下がりますが、気をつけているつもりでも飼い主さんのウッカリなどで猫が怪我をするケースもあります。

特にありがちなのがドアに足やしっぽを挟んでしまうという事態です。

そっとドアを閉めた時に猫が挟まれても重症になる事はほとんどないですが例えば脱走しようとした猫を逃がさないように素早くドアを閉めた場合などは挟まる力も強くなってしまうので骨折してしまったり神経を傷つけてしまうという可能性が高まります。

夏などに窓を開けておいた事で入り込む風によってドアが勢いよく閉まった時なども危険です。

足やしっぽというのは特に挟まれやすく骨折や内出血を起こしやすいです。

足を挟んだ場合には猫は痛みで足を浮かせて歩く事があるのですが骨折しているのか打撲だけなのか判断が難しいと思います。

挟んだ部位を撫でるように優しく触れてチェックしましょう。

ただ、挟んだ直後というのは骨折していなくても痛みが強く残っているので数10分後にも優しく触れてみてください。

基本的に猫は我慢強いので足の骨にヒビがはいっているのに普通に歩くという猫もいます。

挟んだ直後に異変が見られなくても2~3日は油断せずに猫の状態に気をつけてあげて下さい。

  • この記事を書いた人

D.yu-ya

猫や犬、生き物全般が好きで猫を飼っていました。 愛猫が他界した事で現在はペットを飼っていないのですが ブログという形でペットについて書いていきたいと思い このブログをスタートしました。 不定期更新ではありますが、よろしくお願いします。

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