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犬の尿(おしっこ)の病気は冬が危険!知っておきたい3つの事!

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犬の尿(おしっこ)の病気は冬が危険!知っておきたい3つの事!犬の尿に関係する病気は泌尿器に関連するものです。

一度患ってしまうと繰り返し再発しやすくなることもあるので予防と早期発見が大切です。

特に冷え込みが厳しくなる冬になりやすいので要注意しましょう。

アナタの愛犬の冬の健康の為に、しっかりチェックして下さい。

はじめに『泌尿器』とは?

犬の尿に関連する病気というのは泌尿器の病気なのですが、そもそも泌尿器というのは尿に関連する内臓です。

【オス犬】
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【メス犬】
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オス犬とメス犬では当然体の造りが異なるのですが、冬に尿関連の病気になりやすいという意味では違いはありません。

尿関連の病気になりやすい臓器が以下の臓器になります。

【腎臓ーじんぞうー】
腎臓は血液から余分な水分や不要物を分別して尿(おしっこ)をつくる内臓です。

この腎臓の機能が上手く働かなくなると腎不全といって進行すると体内に不要物が蓄積されてしまうので神経や消化器などに影響を与えて様々な症状を発症しやすくなります。

【膀胱ーぼうこうー】
膀胱は尿をためておく内臓で伸縮性があるので尿をためる際に大きく膨らむ事で『尿を我慢する』事が出来ます。

尿道から進入した菌が膀胱まで進入すると炎症を起こし膀胱炎になる場合があります。

【尿道ーにょうどうー】
尿道は膀胱に一時的にためた尿を排泄する管です。

メス犬はオス犬よりも尿道が短く太いので、その分オス犬よりも外部から菌が進入し膀胱まで達する可能性が高くなります。

逆にオス犬の尿道は長くなっていて細いので膀胱や腎臓で出来た結石が尿道の途中で詰まって尿道結石になる確率が高いです。

【前立腺ーぜんりつせんー】
この前立腺という器官はオス犬だけにあるもので、膀胱の隣にあって、前立腺液という精液の一部になる液体を分泌しています。

高齢のオス犬は前立腺に炎症が起こる前立腺炎になったり、前立腺が大きくなる前立腺肥大になりやすいです。

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尿の病気が冬に多いのは何故?

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犬の尿に関連する病気が冬に多い理由というのは『水分摂取量』との関係が深くなっているんです。

冬というのは気温が下がりますので喉が乾きにくくなるので水を飲む量というのは必然的に減ってしまいます。

飲む水の量が減ると尿の量も減るので尿が濃くなってしまうんです。

尿の量が減ると泌尿器に入ってきた菌を洗い流してしまう事が出来なくなる(難しくなる)ので炎症が起きやすくなります。

そして尿が濃くなるとミネラル分が蓄積しやすくなるので結石が出来やすくなるという負のスパイラルに陥りやすくなるので冬に尿関係の病気になりやすくなるんですね。

尿の病気を防ぐための3つの事!

犬の尿の病気というのは普段の何気ない生活の中に病気に繋がる原因というものが隠されています。

①生活習慣の改善
②尿のチェックの大切さ
③病気になりやすい犬種を知っておく

それでは詳しく説明していきます。

①生活習慣の改善

犬の尿の病気予防として生活習慣というのは意外と重要な意味をもっています。

■同じ餌ばかり与えていませんか?

例えば餌の時に同じ食材ばかりをトッピングして与えると結石の原因になる成分が溜まりやすくなるので、やめておきたいです。

極論で言えばフードを一種類だけに固定するよりも別のブランドのフードと交互に与える方法も良いです。

■水を用意する時間を決めていませんか?

水を用意するのは食事の時だけという場合も水分が不足しなすくなるので注意が必要です。

食事のときに新しい綺麗な水を用意してあげるのは良い事なのですが、食事の時だけだと愛犬が水を飲む機会が減ってしまいます。

24時間いつでも水を飲める環境を作ってあげましょう。

また、愛犬があまり水を飲まないからと水に対する認識が低くなっているケースもあります。

飲みたくないのに無理に飲ませる必要はありませんが、少しでも水を飲んでくれるように工夫してみるのも良いでしょう。

犬の1日の水分摂取量の目安
体重20kg未満 体重1kgあたり50~70ml
体重20kg以上 体重1kgあたり30~50ml
■体重4kg=200ml~280ml
■体重25kg=750ml~1250ml
が目安。

犬の尿の病気を予防する最も効果的な薬は『水』です。

キチンと水分を摂取出来ていれば結石の原因となるミネラル分を多少摂取していても尿として排出されます。

水の大切さをしっかり認識してあげましょう。

■トイレの場所が遠くないてすか?

愛犬がいつもくつろぐ場所から遠くにトイレを置いている場合は犬がトイレを我慢してしまう事があるので泌尿器に負担がかかります。

特にリビングで大半を過ごすのにトイレは廊下に置いていて、尚且つドアは閉めているという場合には犬は自由にトイレに行けないので排泄を我慢してしまいます。

また散歩の時にしか排尿をさせないというケースも多く、これも泌尿器に負担をかけます。

犬は尿を外でしたいために室内では我慢するという状態になりやすいので、室内のトイレで排尿させる練習をしましょう。

そして犬の性格によって大きく違うのですがトイレシートが汚れていると排尿を我慢する犬もいますので、その場合は排尿する度にシートを交換した方が良い場合もあります。

■運動が不足していませんか?

寒くなると愛犬を散歩に連れて行くのが面倒になり、おろそかになってしまいがちな場合は少なくないのではないでしょうか?

犬が体を動かすというのは飲み水の量に関係する大切な事です。

・雨の日は散歩を休む事がある
・寒い冬も散歩を減らしてしまう
・散歩が少ないという自覚がある

という場合は犬が運動不足になっていて喉が渇かずに飲み水の量が減っている事が考えられます。

散歩でたくさん体を動かせて喉を渇かせ水をたくさん飲んで尿をたくさん出すという状態が理想的です。

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②尿を必ずチェックする

尿関係の病気というのは愛犬が排尿する様子や回数と量、ニオイや尿の色で症状があらわれます。

ですので愛犬の排尿をチェックするという事が病気の早期発見に欠かせません。

異常を感じたら早めに動物病院へかかりましょう。

■排尿時にこんな様子はありませんか?

【痛そうにしている】
私たちでも排尿時に痛みを感じると凄く不快になりますよね?

これは犬でも同じで、犬は排尿時に痛みを感じると苦しそうに鳴いたり、痛みで体を震わせるという様子を見せます。

結石が尿道に詰まっていたり尿道や膀胱が炎症を起こしている可能性があります。

考えられる病気
膀胱炎・尿道結石・前立腺炎・尿道炎

【排尿に時間がかかる】
排尿時に痛みがあったり尿道に結石が詰まっているとなかなか尿が出ずに時間がかかる場合があります。

チョロチョロと尿が出ては止まり、またチョロチョロ出ては止まるという事を繰り返して全て排尿するまでに時間がかかるんです。

考えられる病気
膀胱炎・尿道結石・前立腺炎

【尿が出ない】
トイレに行って排尿するポーズを取っているのに尿が出ないケースがあります。

頻繁にトイレに行くのにシートが汚れていなかったりという場合に以下の病気を疑って下さい。

考えられる病気
膀胱炎・尿道結石・前立腺炎・急性腎不全

【尿のニオイ】
正常な尿のニオイはアンモニア臭が軽くあります。

犬のアンモニア臭は私たち人間ほど強くないのが特徴です。

異常のある尿のニオイは独特なニオイがします。

膀胱炎なら糖尿のような甘いニオイがする場合もありますし、血尿は生臭いニオイがします。

無臭という場合には腎臓に問題があるケースが多いです。

【排尿回数】
個体差がありますが、基本的に1日に3~4回おしっこをさるのが一般的です。

いつもより頻繁にトイレに行くという行動が目立つ場合は何らかのトラブルを疑って下さい。

■尿の色をチェックしていますか?

正常な犬の尿は濁りのない薄い黄色が健康な尿です。

それ以外の色の場合は何かしらの問題を抱えている場合があるので注意が必要です。

外で排尿した場合には丸めたティッシュで尿を吸い上げる事で色がわかります。

当然ですが吸い上げたティッシュはキチンと持ち帰りましょう。

問題のある尿の色は以下の通りです。

【全体的に赤い】
全体的に赤い尿というのは血尿で尿が血液で赤く染まっている状態です。
これは膀胱や尿道が炎症している場合に出血や溶血が原因となり尿に血が混ざります。
血の量が少ない場合はピンク色になる場合もあります。

【部分的に赤い尿】
部分的に赤い場合でも血尿は血尿です。出血量が少ない場合にはところどころ赤くなってあらわれる事があります。

【緑色の尿】
前立腺や膀胱に緑膿菌(りょくのうきん)という細菌が感染すると緑色の尿が出ます。
緑膿菌は水の中や土の中に居る菌なのですが、なんらかの原因で感染してしまった場合には緑色の尿が出ますし、他にも耳の炎症の原因となる場合があります。

【無色透明の尿】
犬の尿が無色透明の場合は腎臓に異常がある場合があります。
尿から不要物を濾過する機能が働かなくなっているサインで水のようなサラサラとした透明の尿が出ます。

【濃い黄色の尿】
濃い黄色の尿は長時間排尿せずに膀胱内に溜まっている状態が続くと細菌が膀胱内で繁殖して濃い黄色の尿になります。
他にも膀胱や前立腺で炎症が起きている時にも濃い黄色の尿となるケースがあります。

【キラキラ光る尿】
これはトイレシートで尿をしている犬で確認する事が出来るのですが、トイレシートの尿が乾いた時に尿がキラキラ光っている場合、尿に含まれているミネラル分が結晶している事が考えられます。
これを放置すると尿結石になる可能性が高いので飲み水の量を増やすなどの生活改善をしましょう。

尿の色で疑われる病気
全体的に赤 膀胱炎・尿道結石・前立腺炎・腎結石
部分的に赤 膀胱炎・尿道結石・前立腺炎
全体的に緑 緑膿菌感染による膀胱炎や前立腺炎
無色透明 慢性腎不全・糖尿病
濃い黄色 膀胱炎・尿道結石・前立腺炎
キラキラ光る 尿道結石・膀胱炎

③尿の病気になりやすい犬種

犬には生まれつきの遺伝的な原因で泌尿器の病気になりやすい犬がいます。

アナタの愛犬が泌尿器の病気になりやすい犬種に当てはまっている場合は特に注意が必要になります。

【ミニチュアシュナウザー】
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ミニチュアシュナウザーは腎臓病や膀胱などに遺伝的な疾患が認められます。

他の犬たちよりも結石が出来やすいと言われているので注意したいですね。

ミニチュアシュナウザーがなりやすい病気は腎臓病や膀胱炎、尿道結石などです。

【ダルメシアン】
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ダルメシアンは膀胱に結石が出来やすい犬と言われています。

そして尿道に結石が出来ると尿道を傷付けて感染症を引き起こす場合があるので注意しましょう。

ダルメシアンがなりやすい病気は膀胱炎や尿道結石、尿道炎です。

その他にもウェシルシュ・コーギー・ペンブロークやミニチュアダックスフンド、パグ、シーズーも膀胱炎や尿道結石になりやすい犬種と言われているのでアナタの愛犬がこれらの犬種の場合には特に注意してあげましょう。

さいごに

もしも愛犬に尿のトラブルが見られる場合はトイレシートを一緒に病院へ持って行くと、より正確な診察の手助けになります。

言葉で説明するよりも実際に尿を見せるという事ですね。

それが難しい場合は実際の愛犬の尿をスマホで写真におさめて獣医さんに見せるというのも良い方法です。

また排尿時の仕草が気になる場合は、その排尿時の仕草を動画で撮影して獣医さんに見せるのも良いでしょう。

言葉で説明するのは意外と難しいですし、より正確に伝えるには写真や動画を活用する事です。

  • この記事を書いた人

D.yu-ya

猫や犬、生き物全般が好きで猫を飼っていました。 愛猫が他界した事で現在はペットを飼っていないのですが ブログという形でペットについて書いていきたいと思い このブログをスタートしました。 不定期更新ではありますが、よろしくお願いします。

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