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デブ猫注意報!肥満の危険性とダイエット方法!

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デブ猫注意報!肥満の危険性とダイエット方法!デブ猫を“可愛い”で済ませていませんか?

太ったデブ猫をコロコロしていて可愛いで済ませる飼い主さんもいますが、人間同様に肥満は猫にとっても問題があります。

ごはんを十分に食べて思い切り走り回れない室内で暮らす猫はごはんから摂取するエネルギーと運動によって消費するエネルギーのバランスが取れないので太るのも無理はありません。

猫が太ると反応や動作が鈍くなって外の猫社会での生活に支障をきたします。

『家の猫は室内飼いだから』と油断してはいけません。

室内飼いの猫でも太りすぎると成人病になる確率は上がりますし、健康面で様々な影響があらわれてくるんです。

危険!デブ猫7大疾病!

猫の肥満というのは様々な病気を引き起こし、その中には猫の生死に関わる危険なものも少なくありません。

コロコロと太った猫は愛嬌があって見た目が可愛いというのはあるのですが、その愛くるしい姿の内面には様々な病気という危険が潜んでいます。

デブ猫ちゃんが引き起こしやすい7大疾病は以下です。

1.糖尿病

デブ猫ちゃんの過食による、すい臓への負担でインスリンが枯渇するのが原因の糖尿病はとても治療が難しい病気です。

デブ猫だけでなく去勢したオス猫にも多いのが特徴で

糖尿病の特徴は元気がなくなり、多飲多食などがあり、糖尿病を患った猫は絶対に過食になるワケではないというのも飼い主さんのセルフチェックが難しい原因でもあります。

過食にならずに逆に食欲が低下する場合もあって体重減少や嘔吐、脱水症状を起こす場合もあります。

そして糖尿病が進行すると高血糖による高浸透圧性や代謝異常で昏睡状態に陥り命を落とす事もあります。

治療は病気の程度によるのですが、食事療法やインスリン投与などの治療を行いますが、糖尿病になると生涯を通してコントロールが必要になる場合が殆どです。

稀に一時的な糖尿病の場合はインスリン投与をする事で低血糖になる場合があるので水分摂取量や食事量を観察する必要もあります。

2.脂肪肝

脂肪肝(肝リピドージズ)は過食によって脂肪が過剰に肝臓にたまってしまって正常な肝臓の働きが出来なくなる病気です。

脂肪肝は初期段階では無症状なので発見の遅れになりやすく末期段階になると肝細胞のほぼ全てが脂肪となり肥大してしまい肝硬変にもなってしまいます。

ここまで進行すると余命は僅かな事が多く糖尿病に次いで深刻な病気と言えます。

初期段階では無症状とは言っても嘔吐や下痢、便秘や体重の減少といったサインがあるので早い段階で気付いてあげる事で適切な栄養とカロリー補給などの治療を行えます。

3.循環器系障害

猫の肥満は大きな体のすみずみまで血液を送らなければならないので心臓に大きな負担をかけます。

心筋症や高血圧、心肥大などの循環器系の病気も多く見られます。

これは肥満が原因というよりは、循環器系の原疾患がある時に肥満だと通常よりも心臓への負担が大きくなるので急速に循環器系の病気は悪化していくという意味が大きいです。

心疾患や肺疾患は呼吸状態が悪化するので激しい運動が出来なくなり1日の殆どをぐったりとしている状態が目立ちます。

特に心筋症は血栓が大動脈後部につまり後ろ足がヨロヨロする急性症があるのですが、この急性症は発症すると急激に悪化して命を落とす危険性が高いので早期治療が必要です。

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4.泌尿器疾患

泌尿器疾患は『猫泌尿器症候群』と呼ばれ、いわゆる尿石症です。

尿石症はもともと猫がかかりやすい疾患なのですが、肥満になると、その疾患のリスクが更に高まります。

尿石症の症状は結石が膀胱に出来ると頻尿の症状があらわれるのですが、問題は尿道に結石が出来た場合です。

この場合頻尿、血尿に加え排尿時に痛みを伴いますし、尿が出なくなると尿毒症や急性腎不全を起こし危険です。

腎臓に出来た場合は血尿が長期間に渡り、やはり処置が遅れると腎不全を起こし最悪の場合は命を落とす事もあります。

5.皮膚疾患

デブ猫ちゃんの肥満が進むと屈伸が難しくなりグルーミングが不足して皮膚や毛の衛生が保たれなくなってしまい皮膚炎などの皮膚疾患が起こりやすくなります。

更に肥満だと脂肪細胞が増加して皮膚の栄養状態が低下するので体の傷の治癒が遅くなる事もあります。

6.骨格・関節異常

デブ猫ちゃんの肥満が進むと重たくなった体を支えるために骨や関節にとても負担がかかります。

そのため、関節炎や椎間板ヘルニアといった骨や関節の異常ご起こりやすくなります。

こうなると歩行すると足を引きずったり、歩く事を嫌がる猫が出てくるので更に運動不足が深刻になっていきます。

関節炎の場合は炎症を抑える投薬治療を行いますが、椎間板ヘルニアの場合は投薬の他に外科手術ご必要になる場合もあります。

7.免疫の低下

肥満というとたくさんごはんを食べるので栄養をタップリ取り込んで免疫を上げるというイメージを持つ人もいるのですが、肥満によたて猫にストレスが加わると内分泌機構が正常に働かなくなり免疫が低下します。

免疫が低下するとウィルスや感染症のリスクが高まり感染症や伝染病を防ぐ事が出来なくなってしまいます。

猫の感染症というのは人間でいう風邪のようなものから、命に関わる恐ろしいものまでたくさんあるので免疫の低下は馬鹿には出来ません。

デブ猫ちゃんの体重を落とすには?

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デブ猫ちゃんがどのような危険を持っているのかをしっかりと認識したら、やはり減量に取り組むべきだと思います。

また猫が太るには必ず原因があるので、その原因を特定出来れば、より効果的な減量を実践出来るでしょう。

猫の肥満の原因は下記です。

1.遺伝的な原因

猫が太る原因に遺伝的な要因があって、犬は特定の純血種が太りやすいと言われているのですが、猫の場合はミックスと呼ばれる混血種の方が太りやすいと言われています。

それでも猫にも純血種で太りやすい種類があって比較的太りやすいのはスコティッシュ・フォールドやアメリカン・ショートヘアだと言われています。

2.去勢や避妊による原因

去勢や避妊をした猫は、去勢や避妊をしていない猫に比べて代謝が20%程度低くなるので去勢や避妊をした猫は、していない猫の80%程度のカロリーを摂取すればよい事になります。

去勢や避妊をした後も、する前と同じ食事量を与える事でカロリーオーバーが続き太ると言われています。

3.年齢による原因

年齢を重ねるごとに基礎代謝が低下して太りやすくなります。

猫の肥満は6~8歳頃にピークに達すると言われています。

4.運動不足の原因

狭い環境で運動するスペースがなかったり、遊びが足りない場合は猫の活動量が低下するので運動不足になります。

摂取カロリーを消費しきれないので太りやすいのです。

5.摂取カロリー過多の原因

カロリーが高い食べ物ばかりを食べたりするとカロリーオーバーは容易に起こります。

猫がねだるままに食べ物を与えてしまうとデブ猫になってしまいます。

室内飼いの猫のカロリーは飼い主さんがコントロールしてあげる事が大切です。

減量を始める前に

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アナタの猫がどの原因で太っているのかと考えた時に大体は殆どの原因が当てはまっているのではないでしょうか?

猫の減量を決意したら飼い主が独自の方法で猫のダイエットを開始する前に動物病院へ行って猫ちゃんの健康診断を受ける事をオススメします。

万が一の可能性として猫が太っている原因になんらかの病気が隠されているかもしれないからです。

目標体重を決める

猫の理想の体重は体が成熟した時の体重と言われていて、生後1年で成熟するので、生後1年頃の体重が適正となります。

平均としてオス猫は3㎏~5㎏、メス猫は2㎏~4㎏程度が適正体重となります。

体重測定は1週間に1度はする

減量をする場合は細かく猫の体重を測定したくなりますが毎日体重を測定する必要はないです。

1週間毎に体重を測定するくらいで十分です。

また猫の体重を測定する時は猫を抱いて体重計に乗って、そこから飼い主の体重を差し引く方が正確に猫の体重を測定出来ます。

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具体的なダイエット方法は?

猫のダイエットを始めるという事は、とにかく真っ先に食事制限と考えがちですが、まずは消費カロリーをアップさせるという事を考えてみましょう。

消費カロリーをアップさせるには室内でも狩りのチャンスを増やしてあげる事です。

狩りのチャンスを作る

もともと単独で狩りをしてきた猫は室内飼いで狩りがほとんど出来ない状態ではカロリーを消費する術があまりありません。

ですので、遊びの中で鳥やネズミなどの玩具を使って狩りの要素を取り入れる事で本来狩りで使うエネルギーを消費させてあげる事が出来ます。

飼い主さんが考える以上に猫にとって狩りというのは重要なので遊びの中で十分模擬狩りをしてあげて下さい。

睡眠を充実させてあげる

体重を落としたいのに睡眠を充実させる?それって逆に太るんじゃないの?

と言いたくなる気持ちはわかるのですが、ここで言う睡眠の充実というのは睡眠の質と言う方が良いかもしれません。

猫の睡眠は家猫の方が野生猫よりも長い傾向があります。

野生の猫は1日の内6時間程度を狩りに費やすのですが、睡眠は1日に12時間程です。

家猫の睡眠時間は18時間眠る猫もいます。

野生の猫の睡眠というのは、寝ている間に敵に襲われる可能性もあるので敵から身を隠せる場所を見つけて、寝床を見つけても、いつ敵に襲われるかわからないので睡眠中も注意を払うので眠りが浅くなります。

一方で家猫の睡眠というのは、あまり疲れていなくても長時間眠るというものです。

疲れていないのに長時間眠るという事を減らす為に遊びで体力を使わせて、ぐっすり眠らせてあげる事だけで睡眠の質は変わります。

充実した睡眠が出来れば覚醒している時間が増えるので覚醒している間は寝ている時よりも消費カロリーが多いので太りにくいという事につながります。

食事制限によるダイエット

運動や睡眠など飼い主さんが出来る事をしても体重に変化がないという場合に食事制限を考えてみましょう。

ただ、この食事制限は自己流ではなく必ず医師に相談するようにして下さい。

ダイエット用のフードというのも販売されていますが、猫のごはんをダイエットフードに変えても効果を感じなかったという体験談も多いです。

この場合に多いのはダイエットフードに切り替えただけで与える量は調節していないというケースが多いです。

病院で処方されるダイエットフードを医師の指導の元適切に与えていくという事が一番確実な方法です。

猫の1日あたりの適正カロリーというのは猫によってマチマチです。

猫の食事制限をする場合は安静時エネルギー要求量(RER)を基に1日あたりのカロリーを算出します。

この数値は猫の年齢や生活スタイル、運動量によって違ってくるので飼い主さんが判断するのは極めて難しいので医師に相談しないと猫のダイエットは上手く行かないという事がわかると思います。

デブ猫ちゃんまとめ

猫の肥満というのは殆どの場合飼い主さんの誤解が猫を太らせている事があります。

猫にごはんやおやつを与える事は飼い主にとって猫とのコミュニケーションの一つでもあって愛情表現でもあります。

しかし猫にとって食べる事よりも遊ぶ事の方がコミュニケーションとして優先順位が高いんです。

だから猫は餌をくれる人よりも遊んでくれる人の方が好きです。

飼い主さんも考えを改めて食べ物で猫に愛情を示すのではなく、遊びで愛情を示す事で猫の肥満対策として最も有効だと考えましょう。

  • この記事を書いた人

D.yu-ya

猫や犬、生き物全般が好きで猫を飼っていました。 愛猫が他界した事で現在はペットを飼っていないのですが ブログという形でペットについて書いていきたいと思い このブログをスタートしました。 不定期更新ではありますが、よろしくお願いします。

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