旅行に行く時の猫の留守番があると思います。
猫と暮らしていて困る事の一つとしてイメージとして猫が留守番をしている時は誰も居ない家の中で孤独で不安な気持ちで待っているという想像をしてしまう事もあるのではないでしょうか?
旅行と言っても一泊や二泊の短期旅行から一週間から二週間という長期旅行と様々です。
旅行ではなくても出張に行かなければならず猫に留守番をさせるというケースもあるでしょう。
ここでは短期や長期などケース別に猫に上手に留守番をしてもらう方法を書いていきたいと思います。
猫は留守番が得意?
猫は実は犬よりも留守番が得意な動物なんです。
その理由は猫は野生時に単独で狩猟生活をして暮らしていた動物で、強い縄張り意識も持っているので縄張りの中に居るという事実がかけがえのない安心感になっています。
なので下手にペットホテルに預けられるよりは自分の縄張りである家の中に居る方がストレスは溜まりません。
更に1日の睡眠時間が14時間程と長い猫は飼い主が旅行している間も昼間はほとんど眠って過ごしています。
猫は留守番が全然寂しくないの?
基本的には留守番が得意な猫ですが、全く寂しくないの?と聞かれると答えは『いいえ』です。
それこそ飼い主さんとの関係が深い猫の場合は特に子猫の気持ちを強く残しているので親のような飼い主さんの留守が続くとストレスを感じる事もありますし、そのストレスが原因となって体調を崩すという事もあるんです。
旅行から帰宅した時は猫に十分構ってあげると猫も満足してくれるはずです。
猫はどれくらい留守番が出来る?
猫を家で留守番させるなら二泊までにしておきたいものです。
餌や水、トイレなどを十分用意しておけば二泊程度なら問題なく留守番していてくれます。
餌などのライフラインの他に環境も安全にしてあげるのが良いです。
猫の留守番をケース別に注意点などを見ていきましょう。
猫だけで留守番させる注意点
猫のストレス:低
コスト:低
猫に留守番をさせるのが不安ならペットホテルなどに預けるのも楽で安心でしょうけど、猫にとっては住み慣れた家に居る方がストレスはないですし、何よりコストがかかりません。
注意点としては夏場や冬場なら部屋の温度でしょうか。
夏場であれば場所によっては40℃程度まで室温が上昇する事もありますので可能であればエアコンなどで室温の調整をしてあげると安心です。
エアコンをずっとつけておくのは気が引けるとあう場合は日中の一番気温が上がる時間帯だけ稼働するようにセットしてあげるのも良いでしょう。
この時の注意点は猫が快適な室温は人間よりも高めの室温なので少し高めに設定すると良いです。
冬場は逆に寒くなりますので猫の寝る場所は普段よりも温まれるようにしておいてあげましょう。
猫が悪戯をして事故を起こさないように危険な物は片付けて電化製品のコードなどは不要な物はコンセントから抜いておきましょう。
コンセントから抜く事で万が一猫がコードをかじっても感電するリスクをなくせます。
餌と水はたっぷりと用意してあげるのですが、猫が倒してしまわないように安定感のある大きめな入れ物に用意してあげましょう。
当たり前ですが傷みにくいドライフードを用意しましょう。
トイレは出来れば複数用意してあげるのが無難です。
汚れたトイレでほ排泄したがらないので『そそう』の原因にもなりますので可能なら2つのトイレを用意しておけると安心でしょう。
知人に頼む時の注意点
猫のストレス:低
コスト:低
短期で家を留守にする時に知人や家族に猫の最低限の世話をお願いするという方法もあります。
そしてこの方法も猫は自分の縄張りである住み慣れた家に居れるのでストレスは少なめです。
知人や家族に猫の世話を頼む時は事前に打ち合わせを済ませておく事が大切です。
例えば食事の与え方やトイレ掃除の仕方など万が一の時の為にかかりつけの動物病院があるのなら動物病院の場所などを伝えておきましょう。
1日や2日程度の短期間なら滅多なことはないと思いますが念のために必要事項や伝えたい事をまとめて書いた紙があるとスムーズに対応してもらえるでしょう。
ただし、猫は住み慣れた家に居れるとしても知らない人が突然自分の縄張りにズカズカと入って来たら警戒してしまいますし、お世話をする人も猫に威嚇されては困りますので、なるべくなら家を留守にする前に世話をお願いする人と猫の対面を済ませておくとベストでしょう。
ペットシッターに頼む時の注意点
猫のストレス:低
コスト:中
頼れる知人や家族が見つからない時はペットシッターに世話を頼むという方法もあります。
ペットシッターとは飼い主の留守中にペットのお世話を引き受けてくれる人で、知人や家族に頼むのとは違ってコストが必ず発生します。
料金は一概には言えませんが概ねアナタの家までの交通費プラス4000円程度でしょう。
ペットシッターの仕事の一般的な流れは
①:顔合わせと打ち合わせ
②:鍵の受け渡し
③:当日に飼い主宅に訪問して猫の世話をする。
④:レポートを作成して留守中の猫の様子を記録。
注意点としては自宅の鍵を預けるわけですから絶対的に信用出来るペットシッターを見つけておかなくては不安です。
しっかりと面接をして相手を見極めないとトラブルの原因になってしまいます。
動物病院に預ける際の注意点
猫のストレス:高
コスト:高
動物病院というのはイメージがない人も多いと思いますがペットの一時預かりをしてくれるんです。
当然有料ですのでコストが発生しますし、たいていの動物病院は預かり中は基本的にケージの中に入れて猫を過ごさせているので猫にとっては見知らぬ場所で更に自由に動けない狭いケージの中ということでストレスは高くなります。
動物病院に一時預かりを頼む時はかかりつけの動物病院がベストでしょう。
ペットホテルにあずける際の注意点
猫のストレス:高
コスト:高
ペットホテルに預ける時はやはり猫のストレスもコストも高くなります。
ペットホテルを選ぶ時は動物病院と提携しているペットホテルがありますので、そこを選ぶと少しは安心です。
預けるホテルに目星をつけたら下見をして環境をしっかり調べておきましょう。
ペットホテルの利用はワクチンの接種が条件ですのでワクチン接種が済んでいない場合は接種させましょう。
また、万が一事故が起きた場合の保証内容もしっかりと確認しておきましょう。
猫の留守番のまとめ
猫のストレスを考えると、なるべくなら自宅以外での留守番は避けたいです。
飼い主も居なくて縄張りの外で数日過ごすというのは猫にとっては想像以上のストレスになります。
自宅で数日お留守番をさせたいけれど世話を頼める人がいないという場合は自動の便利グッズを駆使するという方法もあります。
【自動給餌器】
自動給餌器は1日3回まで決まった時間に細かく計量して餌を与える事が出来るという便利グッズです。
たくさんの餌を用意しておいても一気食いしてしまう事があるので、その防止に最適です。
【自動給水器】
自動給水器は水を浄化しながら循環させるので新鮮な水を常に給水してくれます。
流れる水が猫の興味を惹きつけるのであまり水を飲んでくれない猫にもオススメです。
【全自動トイレ】
全自動トイレは2週間もの間、トイレ掃除が不要になる優れものです。
排泄後に排泄物を収納ボックスに自動で移動してくれてシリカゲル砂が排泄の匂いを吸収してくれます。
トイレが汚れないですし2週間もの長期間掃除が不要になるので、とても助かる便利グッズです。
最低限、餌、水、トイレを自動化しておく事で短期間の留守は気にならなくなるのではないでしょうか?