愛犬との暮らしの中で気にしておきたいのが愛犬の健康状態です。
家族同然の犬もいつ怪我をするかわからないですし、どんな病気になるのかも予測出来ません。
愛犬に何かあった際に掛かり付けの動物病院があると飼い主さんの気持ちも安心感が違います。
とはいっても動物病院も言ってしまえば『ピンキリ』なので、ここでは上手な動物病院の選び方についてご説明していきたいと思います。
いい動物病の選び方とは?
動物病院も結構雰囲気の悪い病院もあって私は過去に動物病院に不信感を抱いた事があります。
当時、猫を飼い始めた私は虚勢手術の事を聞きたくて近所の動物病院に電話をしました。
その動物病院の先生は私の質問に対して本当に面倒くさそうに適当に答えてきました。
私『猫の避妊手術をしたいんですが』
病『・・・で?』
私『費用などを知りたいと思いまして・・』
病『ハア・・(溜息)・・聞きたい事はそれだけ?』
私『・・そうですね、いくらかかるのか知りたいです。』
病『そんな事いちいち教えてらんない』
私『そうですか、では他の病院をさがしま・・』
病『ガチャ!プー・プー・・・・』
こういう動物病院もあります。
こんな対応をする病院に自分の大切な犬や猫を任せられないですよね?
というか、絶対こんな病院は掛かり付けの病院にしたくないです。
けれど、考え方を変えると電話での対応が思い切り悪い方が実は良かったりします。
それは受診する前に『この病院はダメな所だ』と判断出来るからです。
中には電話の対応は良くても実際に受診してみたら対応が最悪だったという場合もあるので、受診前にその病院の態度がわかる方が親切なのかもしれないですよね。
電話口で態度が悪い病院というのは、そんなにたくさんあるとは思えないのでやはり一度受診してから病院の雰囲気を知る事が多いと思います。
なので基本的な良い動物病院の選び方のポイントをご紹介してみたいと思います。
家の近くにある病院
掛かり付けの病院は自宅から近ければ近いほど良いのは言うまでもありません。
自宅から30分以内のエリアで病院を見つける事が出来れば緊急時の対応も早く出来るので自宅から病院が近いというのは最大のメリットでしょう。
もちろん近ければどんな病院でも良いというワケではないのですが信頼できる動物病院が自宅から近い事のメリットというのは当然ですがとても大きなポイントになります。
また病院の評判というのは口コミで自然と拡散されるものなので近所で犬を飼っている人などに評判を聞くというのは効果的です。
自宅と病院が同じ病院
先生の自宅と病院が同じ建物になっている病院というのは緊急時に備えていて診療時間外でも診察してくれる事があります。
自宅と病院が別な病院でも緊急の時は病院に駆けつけてくれる所もあるので
診療時間外でも緊急時には診てくれる体制の整った病院を選ぶようにしましょう。
病院の雰囲気が良い所
病院の雰囲気というのは不思議とその病院の内情を表しているものです。
衛生管理だったり先生や看護師と適切なコミュニケーションが取れる病院というのは良い病院です。
疑問に丁寧に答えてくれる病院というのは本当に雰囲気が良い事が殆どで
どんなに先生の腕が良くても愛犬に対しての愛情が感じられなかったり、飼い主さんの質問に対して嫌な顔をしたりする病院では
飼い主さんも納得する治療は受けられないと思いますし、長くお付き合いする事は難しいと思います。
料金が明確である
動物病院の診察料や検査の料金といった治療費というのは自由診療体制といって料金に一律の決まりがないので
病院によってバラバラです。
なので手術など高額な料金がかかる場合はあらかじめいくらお金がかかるのかを明確に説明してくれる病院は安心です。
明確に料金を教えてくれなかったり、費用について聞くと言葉を濁したり嫌な顔をする病院は超高額請求される可能性もあるので注意しましょう。
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獣医との付き合い方
最近はインターネットの発達に伴って犬に対する情報というのも自分で調べて知識として取り入れやすくなっています。
インターネットだけではなく犬の病気に対する専門書だったり犬の病気に対する薬について詳しく書かれた本なども一般的に売られています。
ですので飼い主さんが独自に調べた事と動物病院の先生の診断が食い違う事というのも珍しくないので
飼い主さんからすると、その食い違いが獣医への不信感につながケースというのも増えています。
そういった獣医さんへの不信感を感じた場合には、どうすれば上手く獣医さんと付き合う事ができるのでしょうか?
その方法はとても単純なのでご説明していきます。
疑問はハッキリと伝える事
愛犬を病院に連れて行くと、どこかに『先生に疑問を伝えると生意気かも・・』と考えてしまう飼い主さんもいると思いますが
それは違います。
どこかに疑問を感じた場合にはハッキリとその疑問を伝える事が、その獣医さんの信頼度の確認にもなるので大切な事なんです。
例えば自分で調べた情報と違う治療方針の獣医さんに対しては『自分なりに調べた所、〇〇の場合はこういう治療をするとあったのですが』と聞いてみましょう。
その飼い主さんの質問に対して『そういう方法もありますが、今回はこうなので、こういう治療をしようと考えています』というように、キチンと説明してくれる獣医さんは安心な獣医さんです。
稀に飼い主さんの質問に対して嫌な顔をする獣医さんがいますが、そういった獣医さんとは長く付き合う事は出来ないと思います。
本当に獣医によっては『素人が生意気な質問を・・』と露骨に嫌な態度を取る人もいます。
しかし医療というとても重要な事なので愛犬の体を預けるわけですから疑問を解消する協力もしてくれるのも獣医さんの大切な仕事だと思います。
そこを疎かにする獣医さんというのは、やはり信頼できるとは言えないですよね。
病院代が払えない時は!?費用の相場は?
犬を飼うという事は、病気やケガなどのトラブルは常に覚悟しておかなければいけません。
小さな怪我の時もあれば大きなけがや病気をしてしまう事もあります。
日帰りの治療だけだとしても通院が必要になる場合もありますし、ましてや手術や入院といった事になると
まとまったお金を出費する事になります。
内容によっては年間に30万から50万円程の医療費を支払ったという飼い主さんもいます。
愛犬の医療費を払えないとなると、どうなるのでしょうか?
治療が受けられない
これは当たり前の事なのですが、お金が全くない場合というのは治療すら受けられないというケースは意外と多いんです。
というのも命に関わる緊急事態の場合に受け入れを拒否する獣医さんは恐らくいないと思うので、とりあえずの治療は受けられると思います。
しかし、お金がないからと支払いをしないでいると治療が長期に及ぶ場合などは受け入れ拒否をされる事もあります。
犬を飼うとおいう事は命に対する責任を負うという事なので衣食住だけだはなくて、いざという時の為の貯えもある程度は必要になってきます。
特に高齢犬の場合というのはトラブルも起こりやすいですし心臓病の場合は薬代で毎月2万~3万円が必要になる事もあります。
可能な限り色んな病院に当たってみる!
動物病院というのは病院によって全く料金体系が違うので、出来る限り沢山の病院を当たってみる事をお勧めします。
どうしても病院代の捻出が難しい場合は、その中で一番安い病院を選ぶのが良いと思います。
病院にかかる前に費用がどのくらい必要なのかを聞いて、費用が高額な場合は他の病院も探すという方法が良いですね。
分割払いを相談してみる
急な手術でお金がない場合や、入院が必要なのにお金がない場合はあらかじめ病院に分割での支払いが可能か相談してみましょう。
大抵の病院は応じてくれると思います。が、現状として動物病院は治療費の後払いや分割払いを認めてあげた患者さんに結局踏み倒されたという経験があるものです。
ですので後払いや分割払いに対して慎重な病院も多いので後払いや分割払いをお願いする場合は必ずキチンと支払うようにしましょう。
費用の相場はどれくらい?
動物病院の料金というのは基準があるわけではないので病院の方針によって全く違います。
極端な事を言えば同じ病気で違う病院にかかった時に10万円かかる病院もあれば3万円で済む病院もあります。
ですので、一律の料金を算出する事は出来ないのですが目安として一般的な料金をご紹介します。
大体の動物病院の初診料は1000円から2000円という病院が多いです。
手術となると内容にもよりますが10万円~の出費は覚悟しておいた方が良いでしょう。
内服薬が必要な場合は月に5000円から3万円というラインが多いです。
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ペット保険に加入する
入院や手術はまとまった出費になることがわかったと思います。
通院や投薬治療も継続的にお金がかかるのですが、そんな時のためにペット保険に加入するという事は大切かもしれません。
最近はペット保険も内容が充実しているものが多く、通院や継続的な投薬にたいする補償もしてくれます。
入院や手術といった一度に多額の料金がかかる場合はとてもたすかるでしょう。
保険もいろいろあるのですが安い保険の場合は月額800円程度のものからありますし平均で月額1000円から3000円という保険が多いです。
自分に合った保険を見つけて加入しておく事はとても大切だと思います。
さいごに
私は動物病院でもセカンドオピニオンは必須だと考えていて、例えば治療方針に対する疑問だったり費用の面でも複数の病院にコンタクトを取る事は良い事だと思います。
愛犬の体を預ける病院なのですから、やはり飼い主さんが納得できる病院を見つけることって大切だと思いますし
飼い主さんも安心してかかれる病院の方が良いですよね?
日頃から愛犬をしっかち安心して任せられる病院を見つけておく事と突然の出費に備えてペット保険に加入しておくという事はしておいて損はないです。